うまい、あつい、かわいい!今一番熱い野球漫画「球詠」を名シーンで振り返ろう

はじめましてこんにちは。
よく来たな。
私の名前はモサ。
しがないきらら好きだ。

突然だが、皆さんは野球が好きだろうか?
私も昔は好きだった。
父親は典型的な野球好きで、
よくテレビでプロ野球のナイターの試合を
観ていて、私もそれを一緒に観ていたからだ。
しかし、最近の私は趣味の漫画とゲームに
うつつを抜かして、
めっきり野球を観なくなったのだが・・・
そんな私の野球熱に再び火を点けた漫画がある。
そう、それが「球詠(たまよみ)」である。

球詠 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

球詠 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

そこで今回は、「球詠」の数ある名シーンの中から
10個をセレクトし、一緒に振り返っていこうと
思う。
楽しんで頂けたら幸いである。

*注意!
この記事は「球詠」コミックス5巻までの内容の
ネタバレを含みます。
ネタバレが嫌な人は今すぐ本屋に行って「球詠」を
買ってこい。そして読め。
以上だ。

○基本情報

名シーンの振り返りに入る前に、
先ずは「球詠」の基本情報から確認しよう。
「球詠」は「まんがタイムきららフォワード」にて
2016年6月号から連載がスタートし、
現在も好評連載中である。

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「球詠」の簡単なあらすじは以下の通りである。
(1巻帯の説明文より引用)

中学時代、1回戦負けの野球部の投手だった
武田詠深。捕手が捕れないため、投げることが
できなかった「魔球」への後悔を抱えたまま、
野球部が停部中の新越谷高校に進学する。そこで
詠深が再会したのは、幼なじみの山崎珠姫。
捕手として力を付けていた珠姫は、詠深の
全力投球を受け止めることができて・・・!?
幼い頃に誓った約束を果たし、めぐり逢った
バッテリーは、一度は立ち止まった「球道」を
再び歩みはじめる!

以上の通り、この漫画の主人公は
ピッチャー・武田ヨミちゃんであり、その女房役が
キャッチャー・山崎タマちゃんである。
ヨミの魔球と称される通称「あの球」をタマが
捕球した所から物語が始まっていくのだ。
(ちなみに「あの球」の正体は変化の凄く大きい
カーブ、みたいです)

ここで「球詠」の世界観に少し触れておくと、
明言されてはいませんが、現実の女子硬式野球とは
大きく異なる部分があります。
現実では女子の硬式野球部がある高校は全国で
約30校しかありません。全国で、です。
(この辺りはアニメ「八月のシンデレラナイン
でも少し触れられていましたね)
しかし、「球詠」の世界では、女子の硬式野球部
埼玉県だけで100を越えているようなのです。

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さらに「球詠」の世界では女子のプロ野球
あるようで、女子硬式野球部の特集が雑誌で
組まれるのも日常的らしいです。

つまり、「球詠」の世界の女子硬式野球は、
現実の高校野球プロ野球と同じような扱いの
ようです。
全国大会の舞台はやはり甲子園なのでしょうか?
とにかく、「球詠」の女子硬式野球は現実とは
ちょっと違うぞ、ということだけ覚えて
帰ってください。

それでは、早速名シーンの振り返りを始めましょう

①第1話「あの魔球を、もう一球」より

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入学式の日に再会したヨミとタマ。
投球練習をする中でタマの発した
「あの球は投げないの?」という問いに対して
ヨミの答えがコレである。
(ちなみにこの後「捕れるの?」と続きます)
中学時代に必死に練習した「あの球」だったが、
捕手が捕れないという理由で投げさせて
貰えなかったヨミちゃん。
その「あの球」を初めて捕球してくれたのが
タマちゃんになったのだ。
ここからヨミとタマの物語が始まったのである。

②第4話「湖畔の野球部」より

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ある日の練習帰り、湖畔にヨミを連れ出したタマ。
そこでタマは「ヨミちゃんはどこまで本気なの?」
と問いかける。
それにヨミは「けっこう本気だよ」と返した。
タマは中学時代、全国経験のある選手だったが、
三年の時は控えに回っていた。
頑張っても報われないこともある、
だから本気になるのは中学でやめたはずだった。
しかし、ヨミと出会い、メンバーが揃っていく
中で、いつの間にかタマは本気になっていた。
だからタマは連れていく、ヨミや仲間と一緒に、
勝利へと。

③第7話「エースの誇り」より

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新越谷高校野球部の初めての練習試合、
相手は柳川大付属川越高校(通称柳大川越)、
先発したヨミは途中動揺して遠慮した「あの球」を
投げてしまう。そんなヨミを見たタマはヨミに
「逸らさないよ私は 絶対」と発破をかける。
その言葉を受けて、思い切り「あの球」を
投げたのがこの場面である。
相手チームの四番に「わかっていても(打てない)」
と思わせたキレのある「あの球」で、
ヨミは見事三振に打ち取るのだった。

④第11話「ススメ!!泥沼連敗街道」より

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福岡からやってきた天才バッター・中村希。
マネージャーの川口芳乃。
希ちゃんは練習試合で打率こそチームトップの
成績を残していたが、得点圏ではヒットが打てない
ことに責任を感じていた。
夜遅くまで自主練をしていた希ちゃんに芳乃ちゃん
が声をかける。
「全部一人でやろうとしないで欲しいんだ」と。
そしてこの場面である。
自分一人で戦っていたと錯覚していた希ちゃん
だったが、これで芳乃ちゃんやみんなに
支えられていることに気がついたのであった。

⑤第15話「夏の幕開け」より

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ヤンデレヨミちゃん怖っ。
夏の大会の開会式、タマは中学時代の
チームメイト、梁幽館高校の吉川和美と再会する。
旧交を温める二人だったが、
そこにヨミちゃんが現れてコレである。
そこからはもう嫁の自慢合戦である(嫁言うな)。
エースというのはかくも独占欲が強いものなの
だろうか。

⑥第18話「私なりに・・・」より

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1年で初心者の川口息吹。(芳乃の双子の姉)
センスは抜群で、外野手と共に投手も兼任する。
夏の大会、新越谷の初戦の相手は影森高校。
序盤は相手チームのハイテンポ戦法に手を焼くが、
徐々にペースを掴んでいく。
そんな中、二番手の投手としてマウンドに上がった
のが息吹ちゃん。
その投球スタイルは何と、
「相手チームのエースのコピー」というものだった
結果的に相手チームは動揺し、
ペースは完全に新越谷のものになっていくのだった

⑦第19話「影からの視線」より

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影森高校のエース、中山さん。
猫の髪止めが可愛い。
影森高校は以前は弱小校だったが、
時間効率を追求する野球に変化してからは、
しばしば強豪校を苦しめるほどに成長していた。
しかし、彼女たちにとって試合<練習なのだ。
もしも新越谷もメンバーが揃わなかったら、
影森のように試合をするのが億劫になっていた
かもしれない。
そう、影森は新越谷の「あったかもしれない姿」
なのだ。

⑧第22話「この打順でいくからね」より

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新越谷の二戦目の相手は、
一昨年の王者でベスト4の常連のSランク、
梁幽館高校。
中心選手はエースで四番の中田選手、
打率6割をキープする一番の陽選手。
うん、確かに陽さんは可愛い。
それ以外にも有力選手がズラリと並ぶ。
そんな圧倒的な格上の相手に、
新越谷は全力でぶつかっていく。

⑨第27話「勝負の綾」より

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梁幽館高校との対戦が進む中、
三回の裏、ミスも絡んで一死満塁で四番の中田さん
に打順が回ってしまう。
第一打席は敬遠しており、この回は勝負するかと
思われたが、結果は何と満塁にも関わらず
敬遠策を選択。
押し出しで相手チームに一点を与えることになる。
これにはスタジアムの観客も騒然。
色んなヤジが飛び交うことになる。
「交通費はらって!」には吹いた。
だが、結果的にこの敬遠策が最良の選択と
なるので、勝負の綾とは分からないものである。

⑩第30話「なんでさっき敬遠したん?」より

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回が進んで五回の裏、二死無塁、
打席にはこの試合3回目の対決となる
四番・中田さん。
新越谷バッテリーはここは勝負を選択する。
中田さんは積極的にファールを打って粘り、
迎えた10球目、新越谷バッテリーは新たな決め球
「強直球」を選択する。
しかし投げた瞬間、バッテリーに悪寒が走る。
結果はレフトスタンドに叩き込むホームラン。
考えられる最悪のパターンとなってしまったが、
新越谷のメンバーは気持ちを切り替えて
逆転を狙うのだった。

ちなみにこの中田さん、
走るときの擬音は「ドスドス」である。
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以上です。
いかがだったでしょうか?
特に新越谷vs梁幽館の試合は全く目が離せないほど
熱い展開の連続で、決着がどうなるか非常に
気になりますね!
(まぁ、私はきららフォワードを読んでるので
結果を知ってるのですが・・・)

気にはなったけどコミックスを買うのはめんどい
というそこのお前、
今ならコミックファズで1巻分くらいは無料で
読めるぞ。
(ブラックメダルとシルバーメダルはいるけど)
よかったらそちらでも読んで欲しい。

それではまたどこかで会う日まで。
さようなら。