はじめましてこんにちは。
よく来たな。
私の名前はモサ。
しがないきらら好きだ。
突然だが、皆さんは野球が好きだろうか?
私も昔は好きだった。
父親は典型的な野球好きで、
よくテレビでプロ野球のナイターの試合を
観ていて、私もそれを一緒に観ていたからだ。
しかし、最近の私は趣味の漫画とゲームに
うつつを抜かして、
めっきり野球を観なくなったのだが・・・
そんな私の野球熱に再び火を点けた漫画がある。
そう、それが「球詠(たまよみ)」である。
球詠 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: マウンテンプクイチ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: コミック
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そこで今回は、「球詠」の数ある名シーンの中から
10個をセレクトし、一緒に振り返っていこうと
思う。
楽しんで頂けたら幸いである。
*注意!
この記事は「球詠」コミックス5巻までの内容の
ネタバレを含みます。
ネタバレが嫌な人は今すぐ本屋に行って「球詠」を
買ってこい。そして読め。
以上だ。
○基本情報
名シーンの振り返りに入る前に、
先ずは「球詠」の基本情報から確認しよう。
「球詠」は「まんがタイムきららフォワード」にて
2016年6月号から連載がスタートし、
現在も好評連載中である。
「球詠」の簡単なあらすじは以下の通りである。
(1巻帯の説明文より引用)
中学時代、1回戦負けの野球部の投手だった
武田詠深。捕手が捕れないため、投げることが
できなかった「魔球」への後悔を抱えたまま、
野球部が停部中の新越谷高校に進学する。そこで
詠深が再会したのは、幼なじみの山崎珠姫。
捕手として力を付けていた珠姫は、詠深の
全力投球を受け止めることができて・・・!?
幼い頃に誓った約束を果たし、めぐり逢った
バッテリーは、一度は立ち止まった「球道」を
再び歩みはじめる!
以上の通り、この漫画の主人公は
ピッチャー・武田ヨミちゃんであり、その女房役が
キャッチャー・山崎タマちゃんである。
ヨミの魔球と称される通称「あの球」をタマが
捕球した所から物語が始まっていくのだ。
(ちなみに「あの球」の正体は変化の凄く大きい
カーブ、みたいです)
ここで「球詠」の世界観に少し触れておくと、
明言されてはいませんが、現実の女子硬式野球とは
大きく異なる部分があります。
現実では女子の硬式野球部がある高校は全国で
約30校しかありません。全国で、です。
(この辺りはアニメ「八月のシンデレラナイン」
でも少し触れられていましたね)
しかし、「球詠」の世界では、女子の硬式野球部は
埼玉県だけで100を越えているようなのです。
さらに「球詠」の世界では女子のプロ野球が
あるようで、女子硬式野球部の特集が雑誌で
組まれるのも日常的らしいです。
つまり、「球詠」の世界の女子硬式野球は、
現実の高校野球やプロ野球と同じような扱いの
ようです。
全国大会の舞台はやはり甲子園なのでしょうか?
とにかく、「球詠」の女子硬式野球は現実とは
ちょっと違うぞ、ということだけ覚えて
帰ってください。
それでは、早速名シーンの振り返りを始めましょう
①第1話「あの魔球を、もう一球」より
入学式の日に再会したヨミとタマ。
投球練習をする中でタマの発した
「あの球は投げないの?」という問いに対して
ヨミの答えがコレである。
(ちなみにこの後「捕れるの?」と続きます)
中学時代に必死に練習した「あの球」だったが、
捕手が捕れないという理由で投げさせて
貰えなかったヨミちゃん。
その「あの球」を初めて捕球してくれたのが
タマちゃんになったのだ。
ここからヨミとタマの物語が始まったのである。
②第4話「湖畔の野球部」より
ある日の練習帰り、湖畔にヨミを連れ出したタマ。
そこでタマは「ヨミちゃんはどこまで本気なの?」
と問いかける。
それにヨミは「けっこう本気だよ」と返した。
タマは中学時代、全国経験のある選手だったが、
三年の時は控えに回っていた。
頑張っても報われないこともある、
だから本気になるのは中学でやめたはずだった。
しかし、ヨミと出会い、メンバーが揃っていく
中で、いつの間にかタマは本気になっていた。
だからタマは連れていく、ヨミや仲間と一緒に、
勝利へと。
③第7話「エースの誇り」より
新越谷高校野球部の初めての練習試合、
相手は柳川大付属川越高校(通称柳大川越)、
先発したヨミは途中動揺して遠慮した「あの球」を
投げてしまう。そんなヨミを見たタマはヨミに
「逸らさないよ私は 絶対」と発破をかける。
その言葉を受けて、思い切り「あの球」を
投げたのがこの場面である。
相手チームの四番に「わかっていても(打てない)」
と思わせたキレのある「あの球」で、
ヨミは見事三振に打ち取るのだった。
④第11話「ススメ!!泥沼連敗街道」より
福岡からやってきた天才バッター・中村希。
マネージャーの川口芳乃。
希ちゃんは練習試合で打率こそチームトップの
成績を残していたが、得点圏ではヒットが打てない
ことに責任を感じていた。
夜遅くまで自主練をしていた希ちゃんに芳乃ちゃん
が声をかける。
「全部一人でやろうとしないで欲しいんだ」と。
そしてこの場面である。
自分一人で戦っていたと錯覚していた希ちゃん
だったが、これで芳乃ちゃんやみんなに
支えられていることに気がついたのであった。
⑤第15話「夏の幕開け」より
ヤンデレヨミちゃん怖っ。
夏の大会の開会式、タマは中学時代の
チームメイト、梁幽館高校の吉川和美と再会する。
旧交を温める二人だったが、
そこにヨミちゃんが現れてコレである。
そこからはもう嫁の自慢合戦である(嫁言うな)。
エースというのはかくも独占欲が強いものなの
だろうか。
⑥第18話「私なりに・・・」より
1年で初心者の川口息吹。(芳乃の双子の姉)
センスは抜群で、外野手と共に投手も兼任する。
夏の大会、新越谷の初戦の相手は影森高校。
序盤は相手チームのハイテンポ戦法に手を焼くが、
徐々にペースを掴んでいく。
そんな中、二番手の投手としてマウンドに上がった
のが息吹ちゃん。
その投球スタイルは何と、
「相手チームのエースのコピー」というものだった
結果的に相手チームは動揺し、
ペースは完全に新越谷のものになっていくのだった
⑦第19話「影からの視線」より
影森高校のエース、中山さん。
猫の髪止めが可愛い。
影森高校は以前は弱小校だったが、
時間効率を追求する野球に変化してからは、
しばしば強豪校を苦しめるほどに成長していた。
しかし、彼女たちにとって試合<練習なのだ。
もしも新越谷もメンバーが揃わなかったら、
影森のように試合をするのが億劫になっていた
かもしれない。
そう、影森は新越谷の「あったかもしれない姿」
なのだ。
⑧第22話「この打順でいくからね」より
新越谷の二戦目の相手は、
一昨年の王者でベスト4の常連のSランク、
梁幽館高校。
中心選手はエースで四番の中田選手、
打率6割をキープする一番の陽選手。
うん、確かに陽さんは可愛い。
それ以外にも有力選手がズラリと並ぶ。
そんな圧倒的な格上の相手に、
新越谷は全力でぶつかっていく。
⑨第27話「勝負の綾」より
梁幽館高校との対戦が進む中、
三回の裏、ミスも絡んで一死満塁で四番の中田さん
に打順が回ってしまう。
第一打席は敬遠しており、この回は勝負するかと
思われたが、結果は何と満塁にも関わらず
敬遠策を選択。
押し出しで相手チームに一点を与えることになる。
これにはスタジアムの観客も騒然。
色んなヤジが飛び交うことになる。
「交通費はらって!」には吹いた。
だが、結果的にこの敬遠策が最良の選択と
なるので、勝負の綾とは分からないものである。
⑩第30話「なんでさっき敬遠したん?」より
回が進んで五回の裏、二死無塁、
打席にはこの試合3回目の対決となる
四番・中田さん。
新越谷バッテリーはここは勝負を選択する。
中田さんは積極的にファールを打って粘り、
迎えた10球目、新越谷バッテリーは新たな決め球
「強直球」を選択する。
しかし投げた瞬間、バッテリーに悪寒が走る。
結果はレフトスタンドに叩き込むホームラン。
考えられる最悪のパターンとなってしまったが、
新越谷のメンバーは気持ちを切り替えて
逆転を狙うのだった。
ちなみにこの中田さん、
走るときの擬音は「ドスドス」である。
以上です。
いかがだったでしょうか?
特に新越谷vs梁幽館の試合は全く目が離せないほど
熱い展開の連続で、決着がどうなるか非常に
気になりますね!
(まぁ、私はきららフォワードを読んでるので
結果を知ってるのですが・・・)
気にはなったけどコミックスを買うのはめんどい
というそこのお前、
今ならコミックファズで1巻分くらいは無料で
読めるぞ。
(ブラックメダルとシルバーメダルはいるけど)
よかったらそちらでも読んで欲しい。
それではまたどこかで会う日まで。
さようなら。