はじめましてこんにちは。
よく来たな。
私の名前はモサ。
しがないきらら好きだ。
何か前振りの話しようかと思ったけど特に思い付かない。寒暖差で風邪を引きそうではある。そんなところはぼっちちゃんとリンクしなくていい。
それでは、行ってみましょう。
○今回のアニメ化の範囲
・原作3話、4話
○今回の見所
・社会が怖い
ぼっちちゃんがバイトを勧められた直後のシーン、原作よりもぼっちちゃんの顔がアップになっていて迫力満点でした。ぼっちちゃんは15歳にして社会を恐れすぎである。
ちなみにこのコマはきらら編集部が配りまくっていてフリー素材化しています。どうして。
・死刑
ぼっちちゃんの妄想の中で死刑になるシーン(お前は何を言っているんだ)、ニュース画面風になったり裁判絵風になったりと工夫が凝らされていました。これが全部ぼっちちゃんの妄想だと思うとぼっちちゃん脳内もヤベェなってなりますね。
・圧をかける二人
最終的にバイトを勧める虹夏ちゃんと山田の顔が軽いホラーになっていました。ぼっちちゃんには他人がこう見えている。
・店長
店長が本格的に喋りました。中の人は前回も言いましたが内田真礼さんです。シャロと同じ声帯からあの声と演技が生まれていると考えると、やっぱり声優って凄いなってなりますね。
・視点
ぼっちちゃんが最後にジュースを渡すシーン、ぼっちちゃん視点で手元からお客さんに視線を移すところが描かれました。ぼっちちゃんは主人公だけど感情移入しやすいタイプか?と言われると悩ましいところですが、アニメではぼっちちゃんと一緒に成長している気分が味わえるようになっていると思います。
○今回の原作との相違点
・氷風呂
まず冒頭の氷風呂ですが、原作では普通に時系列順だったのがアニメでは前倒しされています。初見の人は「いきなり頭が狂ったか……?」と思わなかったか心配です。
あと、ぼっちちゃんがスク水着用になりました。これがコンプライアンス……コンプライアンスなのか?自宅で風呂に入るのにスク水を着るのは少し不自然だと思ったのでコンプライアンスということにしておきたい。
また、風呂から出た後に扇風機の前でギターをかき鳴らす場面では、またスク水であることはともかく、恐らく凍傷になったと思われる貼り物が体に幾つもありました。スク水は着せるのに凍傷のリアルさは追求するんだ……?(原作では特に凍傷にはなってない)
・ジャージ
ぼっちちゃんがこの時点で既にジャージの下を着用しています。いずれ着用することになるのでそれはいいのですが、恐らくアニメ4話でアー写を撮る時のネタはどうするんかなとは思っています。
・ロイン
最初の呼び出しの方法がロイン(まぁLINEだよね)になりました。この後もちょくちょくロインは出てくるので確かにこのタイミングでロイン使った方が良いな。
・略して
昔懐かしい「○きげんよう」のサイコロネタ、「略して〜」の下りはアニオリです。
ちなみに○きげんよう自体は2016年に終了しているので今の若い子は知らないかもしれないですが、20年以上続いた人気番組ですので知名度は今でも抜群ですね。
・家が近い
山田も下北の近くに住んでいるのは、大体そうだろうとは思われていたけど明言されたのは初のはず。
・ひとりぼっちの丘
ぼっちちゃんと山田の違いを示す場面で壮大なイメージが使われました。相変わらずぼっちの妄想は逞しいな。
・ギタ男
お前毎回出てくる気か……?
・実写
まるで実写のような作画だ。
・逃げたギター
ボーカルについて原作よりも少し深めに触れられました。来週が楽しみですね。
・スルー
虹夏ちゃんが役割に触れられた時に華麗にスルー。原作では1ボケ入れていたので、アニメでは虹夏ちゃんはより強かでしっかり者であることが強調されているのかもしれない。
きらら読者にはおなじみピクトグラム。非常に分かりやすくて良い。
・今日一声出たね
声が付いたアニメならではの改変だと思います。よっぽど驚いたんやな……というのがよく分かる。
・料理をする虹夏ちゃん
ぼっちちゃんがバイト初日の朝にロインを返すシーン、虹夏ちゃんは料理をしていることになりました(お弁当を作っている模様)。店長は料理が苦手で家の食事は虹夏ちゃんが作っているというのは大分後で出てくる話ですが、それを上手く取り入れられていると思います。
・お姉ちゃん
店長が虹夏ちゃんのお姉ちゃんであるという情報は原作ではこれより前に出てきていますが、アニメではこのタイミングになりました。確かにアニメ1話ではその辺りの下りは聞こえなくなっています。ぼっちちゃんがバイトにビビっていたことにより説得力が出たと思います。
・良い子りんご100
店長何飲んでるの?
店長が可愛いもの好きであることは後で出てきますが、まさかこんな形で反映されるとは思わなかった。
・叩く
原作ではぼっちちゃん虹夏ちゃん両方が叩かれていますが、アニメでは叩かれたのは虹夏ちゃんだけです。店長は基本的にぼっちちゃんに甘い。
・ツンデレ
虹夏ちゃんから店長はツンデレであると説明されました。まぁ基本的に本心はあまり見せない人だと思います。
・ぼっちちゃんにも
虹夏ちゃんがライブハウスへの思いを語る中で、「ぼっちちゃんにもこのライブハウスを好きになって欲しい」と言っていましたが、何とこれはアニオリです。でも虹夏ちゃんの性格と、ぼっちちゃんの成長、結束バンドの結束を考えると、非常に良い台詞だと思います。アニメスタッフの虹夏ちゃんに対する理解が深すぎるっピ!
・一歩
またイメージシーンが出てきた。当然アニオリだ。旅人ぼっち。
・受付店長
店長が受付を変わるシーンは原作には特に無いのですが、これにより山田が二人と合流できたので、店長優しいな……ということも合わさって合理的だと思います。
・また明日
アニメ2話のサブタイにもなっているこの台詞ですが、実はアニオリなんだ。何となくここで言うんだろうなという予想はしていましたが、アニメの1話という区切りがあること、ぼっちちゃんが前を向いて一歩を踏み出したこと、などが表現されているこれも良い台詞だと思います。
・カラオケ
アニオリ、カラオケ……うっ、頭が(もう忘れろ)。
喜多ちゃんノルマ達成。初見の人にもボーカルの存在を示唆できたと思います。
以上です。
いかがだったでしょうか?
全体的な感想としては、1話の段階では「原作の描写を丁寧に拾ってるな」という感じでしたが、2話を観ると「原作の全体を俯瞰して上手く再構築してるな」となりました。上でも触れていますが、アニメならではのイメージシーンの追加や、後に明かされた設定を活かして早めにアニメに取り入れられています。
漫画の連載とアニメとの違いとして、漫画はいつ打ち切りになるか分からないのでいきなり設定を詰め込んだり伏線を張りまくることは難しいのですが、アニメは放送話数がきっちり決まっていて現代では途中打ち切りになることはめったに無いので、ある程度最後までの流れを考えて描写の足し引きが出来ます。これはどちらが良いというものではありませんが、もし初めてぼっち・ざ・ろっく!に触れる人がいたら、安心してアニメを観ると良いよ!と言えると思います。漫画には漫画の、アニメにはアニメの良さがあるのです。
それはそれとして、ぼっちちゃんにスク水着せたことは許さねぇからな。
それでは、またどこかで会う日まで。
さようなら。